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AI進化の影でHDDが大争奪戦に!WD製HDDが異例の品薄【記事要約解説】
AI(人工知能)技術の爆発的な普及に伴い、デジタルデータの保存先であるストレージ市場に激震が走っています。世界大手のWestern Digital(ウエスタンデジタル)が発表した最新の供給状況は、今後の企業のIT戦略やインフラ構築に大きな影響を与える可能性があります。
記事の要約
この記事では、現在進行している危機を以下の3つの視点で解説しています。
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1. 2026年分までの全在庫が「完売」
Western DigitalのCEO、David Goeckeler氏が明かしたところによると、同社の2026年末までのHDD生産枠はすでに全て販売済みとなっています。これは、AI開発に不可欠な膨大なデータのアーカイブ需要が、メーカーの想定を上回るスピードで拡大しているためです。 -
2. 2028年にまで及ぶ「長期供給契約」の締結
- 異例の予約状況: 一部の主要顧客とは、2027年や2028年にまでわたる長期供給契約(LTA)をすでに締結しています。
- 供給の優先順位: 大手クラウド事業者(ハイパースケーラー)による囲い込みが進んでおり、新規の顧客が大容量HDDを確保することは極めて困難な状況です。
- 埋もれた需要の質的変化: 数年前の「HDD衰退論」を覆し、コスト効率に優れた大容量HDDがAIインフラの「要」として再評価されています。
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3. 供給不足の長期化と市場への影響
- 価格の劇的な上昇: 直近の6ヶ月足らずで平均価格は約46%急騰しており、供給不足に伴う価格高騰が止まらない状況です。
- 消費者向け供給の縮小: WDの収益構成はクラウド・エンタープライズ向けが89%を占める一方、消費者向け(コンシューマー)はわずか5%まで低下。一般ユーザーへの供給が後回しにされています。
🔗 参照元記事(英語)
詳細なCEOの発言や市場分析については、以下のTom’s Hardwareの元記事をご覧ください。
Western Digital is already sold out of hard drives for all of 2026 (2026-02-25)
https://www.tomshardware.com/pc-components/hdds/western-digital-is-already-sold-out-of-hard-drives-for-all-of-2026-chief-says-some-long-term-agreements-for-2027-and-2028-already-in-place